【イベントレポ】生成AIなんでも展示会に行ってきた!
2026年5月6日。
東京・錦糸町。
この日、著者はちょっとソワソワしていた。
なぜなら——
「生成AIなんでも展示会」
なるイベントが開催されるからだ。

名前からして、もう気になる。
“なんでも”って何やねん。
AIが何でもする時代とはいえ、
その雑な広さに逆に惹かれる。
普段から生成AIで遊んだり、
曲を作ったり、動画を作ったり、
「こんなことまでできるんか」と日々驚かされている著者としては、完全に見逃せないイベントだった。
ということで今回は、
実際に会場で見つけた中でも、特に印象に残った展示を紹介していきたい。
会場に入った瞬間、空気がちょっと未来
会場には、AIを使ったサービスや作品がずらり。
真面目な技術展示もあれば、
「これはなんですか?」と聞きたくなるような作品もある。



でも、そういう“ちょっと変”なものほど、妙に気になる。
生成AI界隈って、
便利さだけじゃなく、
「いや、それ発想どうなってるん」
みたいなものが突然出てくるから面白い。
“ハルシネーション人形”が、想像以上に不気味だった
今回の展示会で、ひときわ異彩を放っていたのが、
株式会社闇による「yaMI AI」の展示だった。

遠くからでも分かる。
「あ、あそこだけ空気違う」
まず目に飛び込んできたのが、
中央に置かれた“ハルシネーション人形”。
いや、怖い。
普通の人形じゃない。
顔には複数の目。
体からは不自然に伸びた手。
全身には大量のお札。
しかも周囲の演出が本気。
障子、紫色の照明、呪符、薄暗い空気感。
「生成AI展示会に来たはずやのに、急に呪われ始めた」
そんな感覚になる。
AIの“ハルシネーション”を、そのまま立体化
この展示、ただ怖いだけではない。
実はテーマになっているのが、
「AIのハルシネーション」
つまり、生成AIが“間違った出力”をしてしまう現象だ。
画像生成AIを使っていると、
・指が6本ある
・目が増える
・腕が変な方向に曲がる
みたいな、“微妙におかしい画像”が出ることがある。
普通はそれを修正する。
でもyaMI AIは違った。
「そのエラー、逆に怖くない?」
という発想で、
AIが生み出した異常な造形を、あえてそのまま3D化している。
つまりこの人形、
“AIのバグ”そのもの。
「人形のハルシネーションを直せ」という展示コンセプト
さらに面白かったのが、
展示のコンセプト。
yaMI AIの展示テーマは、
「人形のハルシネーションを直せ」
来場者は、人形についた“余分な手足”を、
箸で取り除く体験ができるらしい。
しかも、その行為が単なるゲームではなく、
「AIに委ねてきた判断を、自分の手に取り戻す儀式」
として演出されているのが面白い。
いや、設定が重い。
でも、この“妙に真面目なホラー感”が逆に良い。
小智AI(シャオジ)、想像していたより“未来”だった
yaMI AIの不穏な空気を抜けたあと、
次に著者の目に飛び込んできたのが——

巨大な“顔”だった。
しかも、めちゃくちゃ見てくる。
オレンジ色の髪。
大きな瞳。
なんとも言えない存在感。
最初は、
「でかっ」
って感想が先に出た。
でも近づいてみると、
だんだん気になってくる。
小智AI(シャオジ)とは?
展示されていたのは、
「小智AI(シャオジ)」というプロジェクト。
どうやら、
“アニメドールをAI化したい”
というコンセプトで開発されているらしい。
つまり、ただの飾りではない。
AIと会話したり、反応したり、
キャラクターとして存在することを目指している。
簡単に言うと——
「二次元キャラが、現実に出てき始めてる」
という感じだ。
まず人形の圧がすごい
とにかく存在感がある。
クッションに埋もれるように置かれているのに、
目線だけはしっかりこちらを捕捉してくる。
「なんか…いる。」
この感覚。
かわいい系のデザインなのに、
サイズ感のせいか妙に迫力がある。
しかも展示ブースには、
スマホ、配線、電子部品なども並んでいて、
「本当に作ってる途中なんやな」
という“開発感”があるのも面白かった。
完成品というより、
未来を作ってる途中を見せてもらってる感じ。
展示会全体の感想
今回の「生成AIなんでも展示会」を回ってみて、あらためて感じたのは、
「生成AI、完全に“みんなのもの”になってきたな」
ということだった。
少し前までは、
AIというと専門知識が必要で、
一部の技術者だけが触るものというイメージが強かった。
でも今は違う。
AIで漫画を作ったり、
映像を作ったり、
ゲームを作ったり。
しかも、それを個人レベルで手軽に始められる。
これって、かなりすごい時代だと思う。
今回の展示会でも、
「みなさん本当に作りたいもの作ってるな」
という熱量を感じる作品がたくさんあった。
怖い人形を作る人もいれば、
AIキャラクターを現実に存在させようとしている人もいる。
技術展示というより、
“好き”をAIで形にしている場所
そんな印象だった。
生成AIの面白さって、
結局そこなんだと思う。
「こういうの作ってみたい」
そのアイデアを、
以前よりずっと形にしやすくなった。
だからこそ、
これから先、
「そんな発想ある!?」
みたいな作品が、
ますます増えていく気がする。
それを想像すると、
なんだかワクワクする。
AIって、便利さだけじゃなく、
“人の遊び心”を加速させる技術なのかもしれない。
そして会場を歩きながら、
ふと思った。
「いつか自分も、出展する側で参加してみたいな」
ゲームでも、おもちゃでも、キャラクター人形でもいい。
「なんやこれ」って言われるような、
ちょっと変で面白い作品を作って並べてみたい。
そんなことを考えながら、
展示会をあとにしたのでした。


